サプリメントと健康について
サプリメントとは、健康を保つためにアメリカで製造されたのが始まりでした。
普段の食事では欠乏しがちな栄養成分の補充のために、サプリメントから栄養を取り入れていました。
どんな栄養素が不足しているかは、一人一人の体質や食事環境によって違います。
各栄養素の役割、自分に不足している栄養素、最適な摂取手段などを理解することがサプリメント活用の糸口になります。
体内のビタミンやミネラルが足りていなければ、それに対応したサプリメントが必要です。多くの人が指示する大ヒットサプリメントであっても、自分にも効果があるとは限りません。
一人一人の食生活や体質、日々の生活内容によって必要とする成分は違います。
例えば、自分も他の人も、同様に体の倦怠感に悩まされていたと仮定してみましょう。
ここで、どちらも同じようにだるさに良いサプリメントを使ったとします。
片方にだけ効果があるという可能性もあります。
それぞれのだるさの原因に応じたサプリメントの摂取が必要になってきます。
サプリメントでビタミンを摂取するにしろミネラルを摂取するにしろ、選べるサプリメントの種類は膨大です。現在、自分の体がどのような状況にあるのか、必要としている栄養成分は何かを踏まえなければ、サプリメントを選ぶことはできません。
サプリメントで健康を害さないために
サプリメントや健康食品は、トクホと違って厚生労働省に認められた健康食品ではありません。サプリメントに関する法律は、十分に整備されているとはいえません。
数あるサプリメントの中には、話題だけが先走ってしまいます。
注目度ばかりが先行して、効果がはっきりしないまま流通し、使用者に悪影響を及ぼしてしまったケースも存在します。
サプリメントに関連して発生した問題については、飲み合わせや副作用などの発症があります。
他人からの体験談やマスコミによる情報を鵜呑みにしてしまったけれど自分の身体に合わなかったケースもあります。
使用上の注意を守らずサプリメントを使ったり、過剰摂取による健康被害が出たりと、原因が消費者側にもあることもあります。併用していたサプリメントや、病院から出ていた飲み薬が原因になって、サプリメントの健康被害が生じたという人もいるようです。
サプリメントは元々、食事だけでは十分でなかった栄養の補給のために使うものです。
健康意識の高いが故に、サプリメントに頼りすぎてしまうケースも少なく無いようです。
サプリメントを摂取しているからと、食事からの栄養摂取をおざなりにする人もいます。食生活の改善は、健康のために真っ先にすべきことです。
サプリメントを使っているから食事は二の次で構わないという考えは主客転倒というものです。